ジョギングとランニングの違いって知ってますか?
最近、運動を始めるにあたりジョギングでもしようかと考えている、そこのあなた。
ジョギングとランニングの違いをご存知でしょうか?
案外、もう既に運動をしている人でもジョギングとランニングの定義や目的を知らない人も少なくないのではないでしょうか。
ここでは、そもそもジョギングとランニングはどこが違って、どんな効果や目的があるのかについて紹介していきます。
Contents
ジョギングとランニングの違い
運動をする時に基礎的なトレーニングのメニューとして出てくるのが、ウォーキング、ジョギング、ランニングが出てきますが、ウォーキングとジョギング、ランニングには明確な違いがあるのを、みなさんもご存知だと思います。しかしながらジョギングとランニングの違いは意外と知らずに雰囲気で使い分けていたりするのではないでしょうか。
ジョギングとランニングはどちらも持久力を鍛えるためにするトレーニングであるのは同じなのですが、それぞれの走る目的が異なるのが大きな違いになっているのです。
ジョギングとランニングの定義について
それでは、ジョギングとランニングの定義をご紹介していきます。
- ジョギング
ジョギングとは基本的に余裕をもって楽しく走るのが目的になります。
自分のペースを守りながら、ゆっくり景色を見たり同じようにトレーニングをしている人達との交流をしながら運動をすること自体を楽しむのが目的で、あまり息切れするまではせずに、余裕を持って走ることで精神的にもリラックスできることがジョギングの定義になるのです。
- ランニング
ランニングはジョギングが楽しむことが目的であったのとは違い、走ることが目的でありジョギングと同じコースを走っているとしても目標タイムを決めたり、目標の距離を決めて走るように一定の成果を求めながらのトレーニングになるのです。
なので持久走や駅伝、マラソンといったものはランニングに含まれることになります。
ジョギングとは逆に具体的な目標を設定しながら記録を作っていくのが目的で、よりレベルの高い記録を目指していきながら身体を鍛えていくのがランニングの定義となるのです。
消費カロリーや具体的な違いについて
先程はジョギングとランニングの定義が明確に違うことをご紹介しました。
それでは、ここでは客観的にどのように違うのかを具体的に紹介していきます。
実際、人によってはジョギングをといいながらタイムを測定しながら走っている人がいるように明確に違いを理解しながらトレーニングをしていないこともあるようです。
速度の違いについて
実はジョギングとランニングとでは走るときの速度が違うのです。
- ジョギング
楽しみながら走るジョギングの速度は1kmを7分間で走るくらいだと言われていて、これを時速に換算すると、およそ5~9km/hとなります。
- ランニング
一方、目標を決めてステップアップしていく為のランニングは、ジョギングよりも早い速度である時速9km/h以上で走ることがランニングのスピードであるとされています。
しかしながら、個人差がどのようなトレーニングでもあるように絶対に9km/h以下やそれ以上で走らなければ、ジョギングやランニングではないということではなく、あくまで一般的なものなので指標に左右されずに目安として参考にしてください。
効果と消費カロリーの違いについて
ジョギングとランニングをした時の、効果について比べていきます。
- ジョギング
ジョギングは楽しく自分のペースで走るのが基本なので健康増進やダイエットを目的に走っている人が多いのではないでしょうか。
ジョギングでは目標心拍数が140くらいまでなので軽く運動をしながら脂肪燃焼や持久力の向上が効果として期待できます。また、体重50kgの人が1時間のジョギングをすると時速8km程度で消費カロリーは約420キロカロリーになります。
- ランニング
ランニングは目標を設定しながらレベルアップしていくものなので基本的にはジョギングよりも運動強度が強くストイックな面が出てくるトレーニングではないでしょうか。
ランニングは目標心拍数が140以上になり、より持久力や基礎代謝、心肺機能の向上を効果として目指していくものなので、ある程度の健康管理をしながら行うことが必須になってきます。ちなみに、体重50kgの人が1時間のランニングをすると時速12km程度で消費カロリーは656キロカロリーになります。
このようにジョギングとランニングでは運動強度に大きな違いがあるので消費カロリーの差も大きくなるのですが、すぐ効果を期待していきなりランニングから始めてしまうと故障しやすくなったり長続きできなくなってりするので、まずはランニングから始めるのをおススメします。
ジョギングとランニングを使い分けることでどんな効果があるのか
ジョギングもランニングも、走り方については元々の個人差があるので客観的に見ていると、それってランニングでしょうと思えるくらいに、違いが大きかったりします。
このように個人差が大きかったりするものなので、健康維持の為にするのか、またダイエットの為にするのかなど、なによりも本来の目的に沿って説明していくと、どういう効果があるのか基本的な事を紹介していきます。
健康維持を目的にする場合
健康維持ということを意識して走るのであれば基本的にはジョギングということになります。
とにかく身体にあまり負荷をかけずに、自分のペースで楽しく走ることが出来るのがジョギングなので一番に優先するのは継続して走ることを心掛け、心身共に負担になるようなことがないようにすることが基本になります。
ずっと走らなくてはいけないわけではなく、疲れればペースを落として歩いてもいいのでリラックスしながら、なにより楽しめるようにすれば、また走ろうという意識ができ継続できるのではないでしょうか。
ダイエットとして痩せることを目的にする場合
実を言うとダイエットが目的の場合は、ジョギングやランニングで走るより運動強度の高い早歩きのウォーキングが一番なのですが、ウォーキングを除外するとジョギングが目的には合っています。
ダイエットの為に走るのであれば、消費カロリーが大切になってくるのでランニングではないのかとも思われますが、これについても走りに自信がある人やマラソンなどの経験者であればそれでも全然、大丈夫なのです。しかし、まだまだ初心者の方には走ることに対して苦しさとの戦いになってしまっては、そもそも続けることが難しくなってしまいます。
健康維持の目的のところでも紹介しましたが、自分のペースで楽しく走れるから、また走ろうという気持ちになり気が付けば、またジョギングをしている状態になってしまえることが大切なのです。
さらに余裕を持って走れるジョギングは初心者でも、正しいフォームで姿勢を維持しながら走ることで体型が整ってくるとう効果も期待できます。
基礎代謝を上げるなど筋肉量を増やす事を目的にする場合
基礎代謝を上げるために筋肉を増やしたい場合は、実際のところジョギングとランニングどちらでも自分に合った方がいいのですが、あえて言うならばランニングになるのではないでしょうか。
おそらく筋肉量を増やす目的で走ろうとしている方は、ある程度の経験者の方に多いと思われますので目標を設定しながら徐々に鍛えていくのが理想になります。
基本的に走ることで重点的に増やすことができるのは下半身の筋肉になるので充分な負荷をかけ、走り終わった後には、しっかりとタンパク質の多い食事を心掛けることで徐々に筋肉が増えてきます。
また筋肉は身体を休めている時に造られるので、しっかりと休養をとり走らない日を作りながらトレーニングの管理をすることも大切です。
ジョギングとランニングの呼吸法の違いってあるの?
ジョギングとランニングの呼吸法に違いはありません。
走っている時の呼吸法は、とにかく楽に呼吸が行える方法を採るのが一番です。
肝心なことは、呼吸はできるだけ意識しながら一定のリズムで行うということです。また苦しくなってしまった時には、息を吐くことに意識を集中させると楽になります。これは非常に簡単な理論で、息を吸うためには、しっかりと息を吐かないと吸えないということです。
例えば、水泳をする時の呼吸法で息継ぎをするために、顔を水中から出した時の息継ぎのタイミングで吐いて吸ってを同時にするのではなく、前もって水中に顔がある状態の時から少しづつ息を吐きながら顔を水中から出したタイミングで吸えるように吐き出しておくということをしているのです。
ちなみに、ゆっくり走る時には「4回吸って4回吐く」、早いペースの時には「2回吸って2回吐く」という方法で、簡単に言う、ゆっくり走るときは、ゆっくり呼吸をして、早く走るときは早く呼吸を意識しながらするということです。
ジョギングとランニングの脂肪燃焼効果とそのコツ
ジョギングもランニングも同じ走るという運動になるので脂肪燃焼がおこなわれます。
しかしながら、脂肪燃焼を効果的にさせるのであれば1つ押さえておきべきコツがあります。それは毎日走らないということです。
毎日走ること自体は悪いことではないのですが、筋肉に疲労が溜まってしまい、結果その疲労によって脂肪が燃焼するときの妨げになってしまっているのです。
ですので先程もご紹介したとおり、脂肪燃焼を目的にするのであれば、筋肉に疲労の溜まりにくいウォーキングをする人が多いのです。
また、この脂肪燃焼を常日頃から行っている基礎代謝は生活リズムの崩れで下がってしまうので、夜トレーニングをするのではなく、朝太陽の光を浴びながらトレーニングをすることで体内時計をリセットさせ、相乗効果を使い効果的にトレーニングをするのが理想だとも言えます。
ジョギングとランニングでの活性酸素はどう違うのかについて
活性酸素といえば激しい運動をしたときに増えると言われています。
そこでここでは、ジョギングとランニングではどのように活性酸素の発生量が違うのかを見ていきましょう。
トレーニングをする時の負荷が大きいほど激しい運動になるのはおわかりいただけると思います。運動強度の軽いウォーキングはジョギング、ランニングと比べても明らかに活性酸素の発生が少ないことになります。このように緩い有酸素運動することは活性酸素が発生する量を抑えながら、さらに活性酸素への抵抗力も高めてくれることにもなるのです。
日頃から運動をすることは非常にいいことなのですが、何事もやり過ぎは、いい結果には結びつかないことになるので注意が必要です。
走ることで腹筋は鍛えられる?
実際に走りながら腹筋を鍛えることはある程度は可能ですがその時に重要なのが走行中の姿勢が大切になります。
走るときに背筋を伸ばしながらお腹を引くように腹筋を意識して走ることで、自然と腹筋が鍛えられお腹周りが引き締まってきます。
しかしながら、本来腹筋だけを鍛える目的で行う筋トレ程は効果がでませんので、ここでも継続することが重要になってきます。
まとめ
ここまで、ジョギングとランニングの違いを紹介してきましたが、本来の自分が目指している目的や目標の持ち方によって使い分けることが一番大切なので、なにを自分は求めているのかを、ある程度決めてトレーニングをするのがベストなのではないでしょうか。
最初のうちはジョギングから始めて、自信がついてきたり目標ができればランニングをするような感じがおススメなので、まずはジョギングの楽しさを知るために、同じジョギングをしている人と挨拶をしたり、早朝の清々しい空気や、四季折々の景色を堪能しながら、心も身体も健康になれるように、無理せずに、歩くくらいの速度でもいいので自分なりのペースで気持ちよく走り続けてみましょう。
きっと素晴らしい毎日がおくれるようになるはずです。