花粉がつらい時期に出来るだけランニングを続ける方法
一年を通して花粉症の方はつらい時期には出来るなら外には行かずに室内にこもっていられるのが一番だと思うこともあるのではないでしょうか。
そこで、花粉症の時期にいかにして花粉に悩まされずにランニングを続けることができるのかをご紹介していきます。
花粉症なのに走っている時は症状があまりでないという時
花粉症なのに走っている時はそんなに気にならないということがあるのではないでしょうか。これは花粉症の症状が自律神経の作用によって起こっていることからくるのです。
自律神経は身体の免疫機能に非常に影響をしているもので、交感神経と副交感神経とによって構成されています。
交感神経は身体が比較的活発に動いている時に働き、副交感神経は比較的安静にしている時や睡眠中に働いているものなのです。
花粉症の症状が出ている時はこの副交感神経が異常に働いてしまっている状態でなのですが、ランニングや運動等をしている時は交感神経の働きも活発になっているので、バランスが取れて花粉症の症状が緩和されているのです。
ですので身体を活発に動かしている時には快適なのですが、運動後はこの自律神経のバランスがまた崩れてしまい、花粉症の症状が再発し、場合によっては悪化することも考えられるのです。
花粉症に対する4つの対策
それでは、この花粉症に対してどのようにすれば出来るだけ快適にランニングをすることができるのか、その方法を4つの対策としてご紹介していきます。
花粉が少ない日や時間帯に走る
花粉は天気予報でも取り上げられているように多い日と少ない日とがあり、基本的に少ない日は花粉が飛びにくい傾向にはあるのですが、風が強い日などは建物や地面に、それまでに付着している花粉が舞うこともあるので風が弱い日などを選んで走るというのが効果的になります。
また、時間帯によっても飛散量が変化しているので、多い時間帯である10時から15時までは避けるようにし早朝や夜に走るのが効果的になります。
ここで1つ注意点があるのですが、早朝にランニングをする場合は自律神経のうち、交感神経が寝起きの状態では働きにくい傾向にあるので、しっかり準備運動等をしてしっかり身体を目覚めさせてから外に行くようにしましょう。
マスクや花粉対策グッズを使って防御する
花粉症に対して一番簡単で効果的なのは、なによりマスクであり、花粉を吸入する量が減るのでランニングの後の症状を軽減することができるのです。
また、マスクをしながら走ることで基本的な吸気量が少なくなるために高地トレーニングをしている状態に似た環境を作ることができ、マスクを外した時の走りが楽になる効果も期待できます。
ちにみに、ランニング用として通常よりも、息がしやすく熱がこもりにくいマスクも販売されているので、興味がある方は是非チェックしてみるのもいいのではないでしょうか。
ランニング後に花粉を室内に持ち込まないようにする
花粉対策として、日常生活の中でも使われる方法として屋外から屋内に戻る時、衣服に付着した花粉を取り除いて入るのが必要となってきます。この時に元々、花粉の付着しにくい素材でできた衣服でランニングするのがおススメです。
また、衣服だけではなく顔や髪に付着した花粉も取り除くのを忘れないようにしましょう。最近ではイオンの帯電力を使って花粉が顔や髪に付着しにくくするスプレー等も販売されているので興味のある方はチェックしてみてください。
屋外ではなく屋内でランニングをおこなう
そもそも、屋内であれば基本的に花粉が浮遊していることもないので、トレッドミル等のマシンを使って走るようにしましょう。
また、一般的に屋内ならスポーツジムで走る事になると思うのでウェイトトレーニングも一緒にしてみるのも気分転換にはおススメです。
屋外で走るように景色を楽しみながらということはできないのですが、その反面ランニングマシーンを使えば正確な記録や、足への負担も少ないので自身の能力の把握をするということでは非常に効果的な方法になるので一つの選択肢として考えるのもいいのではないでしょうか。
まとめ
いろいろと対応策をご紹介してきましたが、そもそも花粉症が酷い場合は、いっそランニングをあきらめてみるのも必要かもしれません。
例えば、水泳や筋トレ、他の球技などランニングでは使われないような筋肉を使う事で総合的に体力の向上が見込めたり、またランニングから離れることで改めてランニングの楽しさを実感できるかもしれません。
なにより、ランニングに固執するのではなく、楽しんでスポーツをするということを一番に考えてみるのもいいのではないでしょうか。