心拍トレーニングのメリットと10種類のトレーニング方法
心拍トレーニングによって心肺機能を強化することでスポーツ全般におけるパフォーマンスを向上させることができるのですが、そのメリットと方法について、ここでは紹介していきたいと思います。
心拍トレーニングで鍛えることが出来る心肺機能とは
そもそも、心肺機能とは心臓と肺の機能の総合的な機能を現した言葉です。
まず肺の機能は、呼吸をすることによって空気中から酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出する機能をもっており、そこから酸素を体の隅々の細胞まで届ける役割を持っているのが心臓になります。
心臓の機能は、酸素を豊富に含んだ血液をポンプ機能を持つ筋肉によって全身に休みことなく送り出し続け、これにより細胞が酸素を使い糖質や脂質をエネルギーに変換しているのです。
このようにして、2つの機能をトータルに働かせることで運動の根源である熱量を作り出しいるのが心肺機能になります。
心肺機能をアップさせるメリットとは
持久力の向上
まず心肺機能をアップさせるメリットの1つめは、持久力があがることです。
持久力が必要になってくる代表的なスポーツである、マラソンやロードバイク、水泳等は心肺機能をアップすることで効果的にパフォーマンスの向上が得られやすいものになります。
持久力が必要なスポーツでは、酸素を使って糖質や資質を燃焼させて長時間活動するためのエネルギーに変換しています。そのため多くの酸素を取ることができれば、それだけ多くのエネルギーを生み出すことができるので長時間の運動をすることができるのです。
疲れの解消
心肺機能をアップすることで得られるメリットはスポーツの場面だけではなく日常生活の中でも非常に重要になってきます。それは、歩いたり階段を登ったりといった日常生活の中でも必要な運動を行う時に疲れにくくなるという事です。
心肺機能が低下していると、活動するためのエネルギーを作ることが困難になり、どんな運動をしていてもすぐに疲れてしまい、そのまま続けることができなくなってしまいます。
しかしながら、心肺機能をアップすることで活動エネルギーを多く作り出すことができ、疲れやすさを解消させることができるのです。
血液循環をよくする
心肺機能をアップすることで、女性に多い冷え性の改善も期待することができます。
冷え性の原因には様々なものが挙げられるのですが、その中でも血液が身体の末端まで行き届かずに血液の循環が悪くなることが、その1つであると考えられています。
これについても、心肺機能をアップすることで血液が身体の末端まで行き届きやすくなり、血液の循環が悪いための冷え性の原因を改善することが期待できます。