最適な睡眠時間はどれくらい?質の良い睡眠をとるための方法とは
前の日、仕事が忙しかったり、かなりハードなトレーニングやスポーツをした次の日は、たくさん寝たのにまだ眠くて仕方がない時もあるのではないでしょうか?
よく睡眠は6時間くらいが良いとか、3時間でも充分と諸説あふれているのが現状だと思います。
ここでは、最新の知見から最適な睡眠時間とはどれくらいなのかをご紹介します。また、皆さんの普段の生活で取り入れると良い睡眠方法もご紹介してしていくので、ご参考にしてください。
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最適な睡眠時間は7時間半である
睡眠に必要なのはとにかく時間である理由
睡眠の要素というと、質と時間の2つに分けられるのですが、なにより大切なのは時間なのです。そしてここで紹介していく睡眠に最適な時間は7時間半なのです。
この睡眠の時間は、イギリスの研究で睡眠時間が6時間と7時間では、短い6時間の方が脳の老化が2倍速く進むというデータもあるくらいなのです。それでは7時間でいいのではと思われますが、睡眠のサイクルが一般的に90分であることから個人差も含めて、7~8時間の間で、アラーム等と使わずに自然と起きられる時間が、最も最適な睡眠時間になるのです。
睡眠については、主観的に自分ではぐっすり眠れたつもりでも、脳や身体の疲労が残ったままということが往々にしてあるものなのです。
睡眠は3つの疲労を回復する為の段階がある
睡眠で回復することができるのが、脳の疲労、身体の疲労、そしてストレスの緩和になります。
- 入眠から3時間ほどで深い眠りに入るのですが、この時に脳の疲労を回復しながら記憶の再統合をおこなっています。
- その後の3時間で少し浅い眠りになり、この時に身体の疲労を回復しながら動作の記憶をおこなっていきます。
- その後のレム睡眠と呼ばれる睡眠の時間帯に、ストレスの緩和や記憶の定着をおこなっているのです。
以上のように、6時間あたりで起きるとレム睡眠の時なので、スッと起きることは出来るのですが、ストレスの緩和が出来ていない状態で起きてしまったために、これが毎日続くようであればストレスが蓄積されていくことになるのです。
一般的ではないショートスリーパーとロングスリーパー
このように、7時間半が最適であると紹介してきましたが、9時間以上寝ないと眠くて仕方がないロングスリーパーや、3,4時間でも全然というショートスリーパーの人がいるのも確かなのです。しかしながら、これらの人は人口の数パーセントしかいないとも言われています。
ここで判断基準として、朝起きた時に身体の疲労が多すぎない事や、日中に眠くなったりしないことを、ひとつの判断基準としてもっているのが必要になります。昼食後に眠くなったり集中力が格段に落ちてしまう場合は、間違いなく睡眠時間が不足していることになります。
また、最近は睡眠計や睡眠用のアプリもいろいろ出ていますので、こういうものを利用することで主観だけではなく、客観的に睡眠がとれているのか判断することもできます。
普段の生活でできる睡眠をしっかり取ってスッキリ起きるための方法
しかしながら7時間半いきなり寝てくださいと言われても、寝付けなかったり途中で目が覚めてしまったりすることも最初のうちはあるのではないでしょうか。そこで睡眠の質を高め、寝付きやすくなれるための方法をご紹介していきます。
3時間前から就寝のための準備をする